ーーーー…シャッ
「っ…!!」
声が出そうになるが抑える。
ばれませんように……
ーーバサッ…
あぁ…
もうやだよ…
光が差し込んでくる。
「やっ…と、みつけ、た っ…」
そこには汗をダラダラ垂らしている…
冬真くんがいたっ…
私は目の奥がツンとなる。
「なん、で…なんで…」
私はついに泣いてしまう。
はぁ…といいながら
「場所はてきとー。今は…ベッドの隙間から星のストラップ見えた。」
星の…
私はスカートのポケットをみる。
そこには冬真くんから貰った大切な星のストラップがでていた。
こんな時に……
「…。」
「ま、い……」
冬真くんは私の頬に手を伸ばす。
いつもなら、受け入れるのに…
パン……
と、払いのけてしまった。
でも私にはそんな事する気なかった…
冬真くんは驚いていたが
自分自身も驚いてしまった。
私はすぐ手を引っ込める。
「ごめん…ごめんなさ、いっ…」
私は靴を履き、保健室からでていこうとする。
だけど、それを阻止するのは
冬真くん。
「は、…離してよっ…私もう…、、ダメだぁ…」
もう抵抗力なんてなくて
その場にペタリと座り込む。
ゴシゴシと唇をこする。
「ちょっ…な、にやってんだ!」
あの冬真くんがすごい顔で焦っている。


