「先輩、今すぐ答えを聞きたい。」
「ぇ……?」
スゥーー…と息を吸う陽暮くん。
「だから、今すぐ告白の答えが聞きたいんです。本当は決まってるくせにね?
ちゃんときっぱり言ってほしいです。」
きっぱり…って…
なぜ今…?
まぁ確かに、答え決まってるけど…
真っ直ぐ私の事を好き。って言ってくれた陽暮くんに悪いと思ってる。
私は考える…。
「先輩優しいから、俺に悪いとか思ってますかね?」
私の心臓は跳ねる。
なんでわかったの…?!
とにかく私は答えを整理する…。
私は陽暮くんの腕の袖を掴む。
私は顔をあげて
陽暮くんが真っ直ぐ思いを伝えたように
私も真っ直ぐに伝えようとした。


