冬真はゆっくりと振り向く。
月に照らされていて
緊張のドキドキではない、ドキドキになる。
なんかいつもより、大人っぽい気がする。
私はゆっくり冬真に近づいた。
冬真は、ニッコリ笑いかけてきた。
私はどうしたらいいか分からなく
固まってしまった。
「そんな固くなるなよ。」
ははっ、と笑う冬真。
今日はよく笑うな…
なんて、のん気なことを考えた。
けど…
バッ…
一瞬にして強い風が吹いた。
「きゃっ…」
私は目をつむってしまった。
それで、少し経つと風は弱まった。
私は目を開ける。
ーーーー…ドキ
と、心臓の音が大きく鳴る。
私は冬真を見ると…
すごく真剣な瞳で私を見ていたんだ。
「大事な話。聞いてくれる?」
やっぱり声も真剣で…
私はコクコク頷いた。


