そして、約束の時間がきた。
私は、すぐに駆け出す。
屋上って…
たしか、五階だよね??
ここは、二階だから結構、遠いなぁ…
なんて考えていた。
でも、意外にすんなりと上れた。
ドキドキは止まらなくて…
屋上への扉が目の前にーーーー…
私はドアノブに手を伸ばす。
また、ドキドキしてきて
耳のとこまでドキドキの音が聞こえた。
ギギィ…と、扉を開く…。
屋上に足を入れると
風が私の全身を覆う。
暖かなぬるい風が吹いていた。
髪が後ろへなびく。
いったん、風はやみ
私は髪を整える。
開けた扉を閉めて、冬真を探そうとキョロキョロする。
少し先に
冬真はいた。
「冬真っっ」
私は冬真に声が届くよう
そう叫んだ。


