極上-甘すぎ彼 Ⅱ




「手は…繫なくていいよ?」




そう言ったものの風くんは平然としていた。







まぁ…いっか…。



なんて思ってしまった。












それから、微かな影があることに私達は気づいた。













「あれってさ、さっき冬真にやたらとベタベタしてた子じゃない??」



風くんがそう言えば…





「あ、あれ?あなた達??」



と、私達に気づいたのか
急に話しかけてきた。






「あ、うん…」


私は気まずくて語尾が小さくなってしまった。










「…はぁ…良かった…」



そう女の子は安心した顔をして

立ち上がった。












「なんか、急に冬真くんがはしりだしちゃって〜それで、追いかけようとしたら

急にこのニセモノが扉から出てきて腰が抜けちゃったの。」






そう言いながら作りもののお化けみたいなやつを、バシバシと叩く。


しかも何か白々しい。






でも、それより私は一つ疑問が浮かぶ。









「なんで、冬真は走り出したのかな…?」




女の子を置いていくなんて…



まぁ、私はなぜか安心していた。














「それより…俺たち違うルートなんだけど??」




あぁ…そっか…







でも、女の子は風くんの服を掴んでいた。