しばらく早歩きだったが
ゆっくりと風くんは止まる。
結構、皆とは離れた。
柔らかな風が吹くと同時に風くんは私の手を離す。
「ふぅ…ごめんな?急に引っ張ったりして。」
なんでだろう…
胸のざわめきが消えない。
「大丈夫だよ。」
そう言うと、風くんは安心したのか
ホッと胸を撫で下ろす。
「で…話…あるんだよね?」
私は本題に入ろうと
自らそう言った。
風くんは…
「いや…まぁ、あるんだけど…」
「…?」
急に、顔を俯かせてそう呟く。
「いや…冬真のことについて聞きたくて…」
そう言うと、風くんは喋るのをやめた。
冬真のことについて…って?
なんだろう??
「風くんは何が聞きたいの??」
私がそう問えば
「なんであんな冷たかったのに…今は、あんな生意気になった…とか??」
風くんはそう応える。
うーん…
「私にはあんまり、分からないけど…冷たくなくなったのは、私と付き合ってからかな…?」
「周囲には結構、最近だし…」
風くんは、
「ふ〜ん。」と。


