「おい!一番のテーブルにこれ運んで。」
お店のスタッフに言われる。
「はいっ」
俺はドリンク一つを一番のテーブルに運んでいく。
「おまたせしました。ドリンク一つ、メロンソーダです。」
俺がゆっくりとテーブルの上に置く。
「??…冬真先輩?」
俺はその声に見覚えがあり
顔を見ると…
「木茂火…」
木茂火日暮がそこにいた。
俺を見て目を見開いている。
「先輩バイトっすか?」
俺はコクリ…と頷く。
幸い、今日は客が少ないため
スタッフも私語をし、俺も気づかれないよう木茂火と喋る。
「へー…お金のためっすか?」
「まぁ…な。」
俺は頬をポリポリとかいた。
「ふぅん…。まぁ、がんばってくださいっす♪」