ドサッとカバンを床に落ちた。
「日、暮くん……?」
私は名前を呼ぶ。
なぜか、私は壁におさえつけられる。
「やっぱり無理…我慢できないや…」
ボソリとそう言った日暮くん。
それから、私の首元に顔を埋めた。
何かされるのではないかと思ったけど
何もされない。
ただ、私の首に日暮くんの息を感じるだけだった。
「俺…諦めたはずなのにな…先輩を困らせたくなかったから諦めたかったのに…
やっぱり無理だ…」
震える声で日暮くんがいった。
ちがうよ…きっと私が困らせてるんだ…
だから日暮くんのせいじゃないよ…
日暮くんは私から離れる。
「まだ好きでいてもいいっすか?」
私の胸はトクン…となる。
ダメ…きっと私が期待させちゃうから
日暮くんは私の事諦められないんだ。
私がハッキリ言わないと……
私はまっすぐ日暮くんの目を見つめる。


