『先輩…辛い時はいつでも俺んとこきてくださいね…話ならいくらでも、聞きますから…。』
ーー…そうか…きっとあれだ。
「覚えてるよ。」
私がそう言ったら
日暮くんは目を細める。
「ふぅん…舞先輩は俺に会いにきてくれたのかと思ったけど…残念。
まぁ、いーよ。とにかくあがりなよ。」
私は一瞬ポカン…として
日暮くんが私の名前を呼び、我に返り
玄関へとあがる。
「お邪魔します…」
「先輩、親いないからリラックスしてくださいよ。」
私は頷いた。
それから、日暮くんが出してくれたスリッパを履き
階段をのぼる。
そういえば…
「懐かしいな…。」
私はそう言ったら…
「そうっすね。」
私が言った意味分かったのかな??
日暮くんは急に私の腕を掴む。
「ちょ……」
私はびっくりしてカバンを落としてしまう。


