『今日はごめん、一緒に帰れない。』
そう冬真は言って、私から去った。
それから私は一人でトボトボと道を歩く。
二週間後にテスト。
約一ヶ月後には修学旅行。
色々あるな……
私はいつもの道の反対側方向へと向かう。
それは、沙楽の家に行くため。
それからしばらく歩くと…
沙楽の家に到着した。
ーーピーンポーン…
私はインターホンを押す。
それからガチャ…と沙楽の家の扉が開く。
出てきたのは…
「あ…舞先輩。」
私服姿の日暮くんだった。
「あ、あのっ…沙楽は…?」
「今寝てる。あーぁ…期待して損しちゃったぁ…ねーちゃんのためかよ」
き、期待……?
なんの期待なのかな??
「しかも本人はまるで自覚してない…朝俺が言ったこと覚えてる?」
呆れ気味で日暮はそう私に言った。
朝…確か…
日暮くんが抱きしめてきて…


