私は何もすることができなく
ただただ…放課後を待つだけだった。
ーー…キーンコーンカーンコーン……。
最後の授業の鐘が鳴る。
それからカバンに手当り次第に教科書やらをつめ、クラスの皆で先生に挨拶をし
生徒たちが、ゾロゾロと帰ってくる。
風くんには、「一緒に帰るか?」と言われた。
私は用事があるから。と断り
鈴からも誘われたが断った。
もし、冬真と話が終わったら
沙楽の家に行かなくちゃ……。
私はカバンを持つ。
冬真の席を見つめる。
きっともう屋上にいるだろう…。
私は止まっていた足を動かした。
ーーーーーーーーーーー…
ーーーーーーーー…
私は一段一段と階段を登る。
お腹痛くなってきたぁ…
でもそれは緊張のせいだから。
私は携帯を握りしめた。
何度もあの文を読んでいたから…
『放課後屋上で待ってる。』
その文をチラチラ見ながら……
私は屋上のドアノブを掴み、ゆっくり回した。


