極上-甘すぎ彼 Ⅱ



「用がないなら切るぞ。」

俺は電話を耳から離そうとした。
















『俺、お前のいる学校に転入するから。』






俺は固まってしまう…。







「…は…?」









『別に追ってるとかじゃないよ?そっちに戻るの。もう俺一人暮らしだし?』





よりによって…またかよ…。











もしかしたら…転入生って…









そういう事か…。











「おい。」






『んー?』


能天気に返事をしてくる。











「もし…奪うんだったら、もう前みたいにはならない。奪わせないから。」






…。

もうあんな思いはしたくない…。











『そっか。大切な人ができたりぃ?ま、明日観察するからさ♪じゃぁぁね♪』







電話は、プーップーッとなって俺は元の場所におく。












はぁ…。

ため息をしながら階段をのぼり、部屋に戻っていった。
















すぐ入るとベッドに横たわる。








…あいつは俺の全てを奪ったんだ…。








順位や友達…俺の愛さえ奪うとしてた。




愛を忘れるところだったんだ。














それからよく一人でいるようになって…








風は…




『俺の事、まだ親友だって思ってる?

俺、別にもう親友とかいらないし。
お前の愉快なダチだけで充分だから♪

縁切ろ。』










それから関係はズタズタに…




もう話す相手もいないし
しばらくしたら、笑わなくなってしまった。
















だが……









今は…。笑ってる。







舞のおかげだから……。












もし…舞を奪われたら


俺、一生笑えなくなるかも…










まだ俺は舞に愛を捧げてないし。





とにかく俺は明日が早くくる事を願い
舞に会える事を願った。