学校にはいると、視線がすごく痛い。
…やっぱり、噂が……。
「んじゃここからは、な?俺とお前が一緒にいすぎると勘違いされるかもしんねーし?」
そして、風くんは行ってしまった。
私が上履きに変えると…。
「まいせんぱぁぁぁぁーいっっ!」
そう叫ぶ声がきこえ、私は振り返る。
いきなり、ギュッと抱きしめられた。
「ひ、日暮くん?!」
「先輩…辛い時はいつでも俺んとこきてくださいね…話ならいくらでも、聞きますから…。」
皆に見られる中、日暮くんは私の耳元で静かにそう囁いた。
私はその言葉が嬉しくて
日暮くんに、ありがとう。と言った。
そして、日暮くんは用事があるから!と言って走り去ってしまった。
私は微笑んで、心の中でまた
ありがとう。
って、日暮くんに感謝をした。
私はドキドキするのを抑えながら
階段を登った。


