極上-甘すぎ彼 Ⅱ




しばらく静かな時間が流れた。




「落ち着いたか?」


私の頭を軽く一回だけポンポンと叩いて

私から離れた。






「ど、どうしよ。どうしよっ」


私は風くんの服を掴む。






「と、とう、まくんに嫌われちゃったかもっっ」


私は涙を堪えながら、風くんに言う。





「つーかさ、多分俺のせいじゃね?」


困った顔で笑いながら

私の手をはずした。





「なんか私、誰かを困らせてばかりだ…」


私も風くんの困った顔につられながら
私も困った顔をした。







「まぁ、そうだな。」




うっ…心にぐさっとくるよ…。







「でも、まぁ俺は嬉しかったからいいんだけどな。」


困った顔から、無邪気な笑顔に変わる。








「…。」


でも本当にどうしよ…


一生喋れなくなったら…。

前みたいに冷たくなっちゃうのかな…っ






「なぁさ?俺、やっぱ邪魔だった?」


私は首を横に振る。






「じゃ、なんで俺選んだの?」



…それは……。




「きっと、仲良くできるかな…って思ったから…っ。」




私は俯いた。


なぜか風くんは「くくっ…。」っと笑った。








私、おかしい事言ったかな…??






「ダメだよ。仲良くできるかな。って思っちゃ、俺悪いやつだよ?」



…?

「でも私は…前、言ったよね?風く…っ」



私は風くんの人差し指のせいで、唇をあてられ遮られた。






「わかるよね?その先は言っちゃダメなこと。」


さっきとはまるで違い…

大人っぽく色気のある笑みで私を見た。










私は、頷く事さえできなかった。