極上-甘すぎ彼 Ⅱ




「俺が怒ってんのはその事なんだよ。わかるか?」


冬真は風くんに向かって言っている。




「ご、ごめんなさい…私のせいで…」



私は恐くて出せなかった声をようやく出す。










「…。」

冬真は返事をしてくれなかった。





怒ってる…。

怒ってるよ…。

私は泣きそうなのを堪えながら
下を見つめた。





ポフッ



と、なぜか私は誰かに抱きしめられた。



でも、それが冬真じゃない…。














風くんが私を抱きしめていた。



「おまっ…」

冬真の声は怒りから焦りに変わる。





「舞が謝ってるんだし、そんな冷たい目で見る事ないんじゃない?」




……。

私は下唇を噛む。









「お前はさっっ、舞のなんな訳っ?!」





取り乱した冬真の叫んだ声が教室に響く。





私はびっくりしてビクッと肩があがる。


…どうしよ…
あんな、冬真くん見たことないっ…

いや見えないけど、きっとすごい怒ってる…。



あんなにしたのは私なんだ…

私は恐くて恐くて体中が震えていた。








次の言葉で私は驚く…。



「俺?…舞のスーパーヒーロー」


スーパーヒーロー…?

なんで…??



それから、私は抱きしめられていたので音だけしか聞き取れなく…



多分、冬真はカバンを持って
出て行ったのだろう……。