舞は黙って弁当を置く。
「何もないよ…。女同士の秘密だよ。」
舞の言い逃れは、さすがだった。
「なぁ?…俺も怒るよ?」
「へっ…?」
俺が声のトーンを下げると
舞がマヌケな声をだした。
「これからさ、隠し事なしにしよ。いい?」
舞は困っているのか
うーん…と、眉を下げていた。
「なに?ダメなの?」
もう、俺の口調は絶対的になっていた。
舞は困っているが…
「でもね…私はいいよ?けど、言えない時だってある。それでもいい?」
なんだよ…
言えない時って……。
「ヤダ。」
舞は口をポカーンとひらく。
「ヤダ。って…もう子供じゃないんだからぁ…」
「いいじゃん。俺、舞の彼氏だし?」
舞はこの言葉に更に困る様子。


