舞 side




あの日から一年が経ったーーーー…。














掲示板に群がる人々。






私も見てみる。




あぁ…毎回見えないやぁ…














私は背伸びしながら見てみる。
















『三年 クラス表』

それしか見えない……。

















そう今日から三年生になる



綾瀬 舞(アヤセ マイ)です。








背低いしなんの取り柄もない。

















けど…







「俺をおいていくなよ。」



頭をコツンとやられる。








私にはかっこよくて素敵な彼氏がいます。















「クラス表が見えないの…」


シュンと私はなる。
















「俺、見てくるよ。」


そう言って掲示板を見にいってくれた、冬真くん。












そう私の彼氏は

藤堂 冬真(トウドウ トウマ)。



私は冬真くんと呼んでいる。

やっぱり呼びすては無理だった。












そんな彼は優しくてクールで甘い…いや甘すぎるんです。














でも最悪な事に…






一年が入学してきたら…

モテモテになるかも…。なんて
私は考えてしまった。











…「おい。」




私は考え事をしていたからか

冬真くんがいた事に気づかなかった。














あはは~と誤魔化し笑いしながら


「ごめんね。で…クラスは…?」












恐る恐る聞いてみる。