ここは嵐の家。
そう、シェアハウスだ。
潤:「それ、こっち持って来て。」
智:「了解。」
和也:「これこっちですよ。」
雅紀:「あ、そっちか(笑)」
和也:「う、重っ...」

騒がしい朝だった。

雅紀:「早く、これつけて~。」
皆:「うん!」
潤:「皆、もってもって!」
  「端から貼ってね!」

四人は紙で作った輪のリングを黙々と貼っていく。

皆:「出来た~!」
智:「あとは翔ちゃんが起きてくるのを待つだけ。」
雅紀:「早く来ないかな~?」
和也:「焦っても仕方ないよ。」 
雅紀:「そうだね。」

――翔は目覚めた。

(ん?下が騒がしいぞ?)

トコトコ...

ヒソヒソ...[翔ちゃんだ!]

翔が階段を曲がったその時、
爆発音と共に祝福の言葉が響いた。

皆:「翔ちゃん、お誕生日おめでとー!」
翔:「.......。」
雅紀:「びっくりした?」
翔:「びっくりしたよ~~。
   も~驚かさないでくれよ~(笑)」
皆:「ドッキリ大成功!」

和也:「言い出したのは潤君だよ。」
潤:「俺は何も。」
雅紀:「もー、照れちゃってるよ(笑)」
潤:「照れてねぇよ!!」

翔:「まあ、何はともあれありがとう!」

智:「どういたしまして。」
皆:「良いとこ取り~!?」

それから、夜まで飲んで一日が終わった。
事件の始まりはここからだった