『ハァハァ……っ、ここだよね?』




中に入ると時間が遅いからか誰もいなかった
蛍光灯と月の灯りが公園を照らしている
その一番端のベンチにうずくまっている人影がみえた




『芽生っ!』




「ぇっ…愛、本当に来てくれたんだ」



彼女の大きな目は泣いたせいか充血していて目も少し腫れている



『とりあえず……目冷やそっか…明日腫れが酷くなるといけないし』