昼休みになったので私は、3年1組へとやってきた。

風間悠人さんいるかなぁ~?覗いてみるかっ!

私は開いていたドアからキョロキョロと3年1組の教室を覗いたっ。

あれっ?風間悠人さんがいない・・・。

ハァ・・・。いないのかっ。せっかく仕掛けようと思って来たのになぁ~。

仕方なくトボトボと2年教室に帰ろうとすると・・・。

「あれっ?千尋ちゃん??」

っと声をかけられた。

「はい?」っと言いながら後ろを振り向くと・・・。

「千尋ちゃん♫3年教室の前で何でウロウロしてるのぉ~?」


えっ?この人誰・・・?? 

「・・・・・・」

私は誰か分からず、首をかしげていた。

「えっ?!覚えてないっ?!オレのことっ?!」

えー?誰だっけ?思い出せない・・・。

「オレだって!オレオレっ!」

オレオレってオレオレ詐欺ですか・・・?

「あーもう、千尋ちゃんさぁ~朝オレに風間悠人さんってどんな人なんですかー?って聞
いてきたじゃん!これ言っても思い出せないかな?」

んー?あっ!言われてみればこのニコニコした顔に、うっざい性格の人かぁ~。

「あー。すみませんっ!私記憶力悪い方なんでっ!」

「んー?別にいいよん♪んで3年教室まで来て何してたのっ?」

あーめっちゃ話題ずれてたなっ!

「えっと・・・風間悠人さんに用があって来たんですけど・・・教室にいないみたいで・・・居場所知りませんかっ?」

「あー悠人なら多分・・・屋上にいると思うよ?行ってみたら?」

「ありがとうございますっ!じゃあそれではっ!」

「ほーい。バイバーイ」

私はイライラが我慢できず3年教室前から猛ダッシュでトイレへと向った。

あー・・・マジいらつくっ!!!

どんだけ風間涼介ってやつに時間取られたんだよっ!

あと・・・30分しかねーだろっ!つの・・・。

まぁ30分あるだけましかっ!

どぉれ・・・屋上に仕掛けに行きますかっ!