「あっ、ごめん」 「ごめんね」 女子達は小さく謝り、ドアを開け教室の中へと入っていってしまった。 またドアの前に立ってみた。心臓がとても速い。顔は赤く、少し発汗していた。 ……なんか泣きそう……。 自分で選んだ高校、楽しい日々が待っている。そう思っていたのに2年相談室にいたわたしの精神は思っていたより重症らしい……。