そう決めたものの…
いつ言うか。それと、どう断るか
先輩だからクラスは違うしなぁ~
うーん…
私はずっと考えていて、気が付くと放課後になっていた。
「歌唄♪帰ろ~」
緩ちゃんの友達の
新井美羽-Mihane Arai-
宮野秋羅-Akira Miyano-
を連れて私の机にやってきた。
けど…
「ごめん…今日はちょっと…」
顔の前で手を合わせて謝る。
「あっ、返事…するの?」
緩ちゃんが思い出した様に言った。
私はその答えにコクコクと頷いた。
「そっか…独りで大丈夫?」
「うん、大丈夫だよ。ありがと」
バイバイと言って歩いて行った3人の背中を見ながら私は、溜め息をこぼす。
「さてと、行きますか。」
私は、そう呟くと誰も居ない教室を後にした。
