「はぁ、この天然無自覚鈍感女が…」ボソッ


「えっ?なんか言った?」

「ううん、何も言ってないよ~」

なにか聞こえた気がしたから緩ちゃんに聞いてみたら、即答された。


「てか、歌唄~告白どうするの?」

私は、うーんと唸ってから


「断るよ。あまり知らないし、話した事ないから」


「そっか」




ガラガラー
「席につけー、HR始めるぞ~」
私達、1-Bクラスの担任 朝日先生が入ってきた。




私はボーっとしながら空を眺めていた。
そして、九条先輩に返事をしようと決めていた。