世界観データ


「昨日、間宮から連絡きた。」

ソファーの上で体育座りして
抱えたクッションに顔を埋める姿は
どう見ても恋する乙女だ。

私より女の子みたい。

「…へぇ、なんて?」

テレビのリモコンを探す途中の私は
部屋の真ん中で仁王立ち状態で
まさに男のよう。

「渚ばっかりじゃなくて
私とも遊んでよ〜、だって。」

へへっ、と笑ってこっちを見る。

なんだよ、間宮め。
自分だって誘ってるじゃないか。

「よかったじゃん。
遊びに行けばいいじゃん。」

いつもの癖でふふんっと笑って
テーブルの下に隠れてたリモコンを
見つけた。

「2人っきりじゃ心細いから
渚も一緒にさぁ、
3人でメシでも行こうぜ」

リモコンを持って陽の隣に座る。

「男がビビってどーすんのよ。
2人で行きなよ。
好きなんでしょ、間宮のこと。」

「…はっきり言うなよ。」

顔を赤らめて携帯画面を
見つめる陽を横目に
チャンネルを変えていく。

私なに見たかったんだっけ。

ただなんとなく、ボタンを押し続ける。


胸のざわつきが苦しくて
何も考えられない。