「じゃぁ、入れて?」


千愛ちゃんの1票で何が変わるとも思えないし。


いっか。と思っていった。


「分かった!!」


千愛ちゃんはクラスの列に戻っていた。


イスに座りなおす。


ただ1人の会長立候補がとなりに座っていることに気づく。


ギョッとして、そのままギョッって驚いた。



「どうしたの?緊張してる?緊張だよねー、俺もやばいよ」



「あはは...そうですよね」


名前は、何ですか?


「名前は?」


「石上莉生です」


「俺は、笹浦零」


「頑張ってくださいね」


「石上ちゃんこそ」