「何?」


イスから降りて、


その場にしゃがんだ。


「あたし、莉生ちゃんに票入れたほうがいい!?」


「さぁ...?」


「それ、困る!!どっちなのか、はっきりしてよ」


それ、困る!!あんたが決めなよ



「うーん...。千愛ちゃんは、どう思ってる?」


「莉生ちゃん、やりたくなかったって言ってたから入れなくてもいっかなって!!」


そんな元気に言われても。


「じゃぁ、それでいいと思うよ」


「え!?でも、せっかく出たんだし...」


何なんだ?この子。