私も、零と......





それはもう叶わない。




もうここに零は来ないんだ、





いくら待っても、探しても零はこの学校にはいない。







先輩と付き合うってこういうことなんだね。




ずっと前から分かっていたのに、





いざこうなってみると寂しいね。





でも昨日、零が言っていた。






『いつでも電話していいからね。俺もしちゃうかも』






だから、零がいなくて寂しくなったら、





何時だってメールしちゃう。





そのつもり。












「おはよ!!!梨乃」




「おはよー」




いつもの少し気だるそうな声。




「ねぇ、梨乃聞いて。百合ねまた木間くんと付き合う」





「え、また??百合も飽きないね」




「えへへー」





少し顔を赤くさせて頭を書く。




まだ木間くんがすきなんだ、って思った。