先輩と私と。

「ほら、4人じゃん」




また人を馬鹿にするような目。





「5人だよ」





今まで大人しくしていた私が口を挟んだ。





「数、大丈夫?」




梨乃は馬鹿にした顔で私たちを見る。





「大丈夫。ここに、もう1人」




百合は立ち上がって、私が持ってきた袋を出した。





「.....ただの箱じゃん」





琳は黙ってマンガを読む。





その、予定だから。





しばらくは、私と百合だけで、喧嘩をする。





「このなか、何だと思う?」






私が言う。




「おもちゃでも入ってるの??」





最後に笑いマークがつくかのような言い方。




「違うよ」