『旧執行部、新執行部は生徒会室に集まってください...』




その言葉を聞いてかもめちゃんはハッとする。




「行きましょ。莉生先輩!!」




目がきらきらと輝いていて、




可愛くはしゃぎながら私を見る。




「うん」





「そういえばさ、何でかもめちゃんはかもめ、って呼ばれてるの??」




「ゆりか、から、ゆりかもめになって、かもめになりました」






「原型が....」





「もうないですよね」





そういってトロンボーンの教室に入る。




「琳先輩。ちょっと抜けま....え?うわぁ!!!」





「かもめぇぇぇぇぇぇ!!!よくやった!!!さすがあたしの後輩!!!」




かもめちゃんに抱きついて背中をバンバンと叩く。




その目には涙が浮かんでいた。





「痛い....痛いです、琳先輩.....いたっ」





「琳、離して。生徒会室行かなきゃだから」




そう琳を引き剥がすと琳は素直に離れた。





「がんばれ!!!」




「はいっ!!」