そのあと梨乃はすぐに百合のもとへ駆けた。




梨乃は百合が大好きだから。





千愛ちゃんはどうでも良かったんだ。






全部百合が1番で。




千愛ちゃんは二の次で。




そうだったんだね。




千愛ちゃんが死んだってどうでもいいんだね。




二の次だもんね。




へぇ。




そっか。





そっかそっか。





もう知らないよ。






梨乃なんて。





知らないよ。










梨乃は笑っていた。




大口を開けて、





気持ち悪いぐらい黄色い声で、




ガハガハと下品に、




笑っていた。