傘から始まる恋



―――――



教室に着き、亜里沙に報告すると…



「えぇ――――!!!?

さ…さ…佐藤優哉ぁぁ~!?!?」


教室に亜里沙の声が響き渡った。




「うるさぁいな!!!なんなのよ!?」

耳を抑えながら言った。


すると亜里沙は、
キラキラした目で話しだした。



「あのね。佐藤君は…

もんのすんごぉくモテるの!
半端じゃないんだから!!!」



…まぁ確かに???

もんのすんごぉくかっこいいし??
もんのすんごぉく笑顔が綺麗し??



モテないわけがないよね~。


ってか…



「彼女いるの!!??」


それが一番重要だった!


すると亜里沙はにやっとして


「安心しなさい!!いないから!

まぁいないと言うか…
つくったことないみたい!彼女!
女嫌いって噂もあるよ。

あ!でも告白はものすごい数だよ??」



ズキンッ…



「え…じゃぁ無理だ…。
私なんか…絶対…」