傘から始まる恋


お互いに目を合わせたまま
何も話さずに、
ただ見ている…。


気まずいので勇気をだして…


「あの…」


「あのさ!!!」


話そうとしたらさえぎられた。


「俺は佐藤優哉<サトウ ユウヤ>

あんたは???」



あ…あんたって…



「水野美帆だけど…。」



「ふ~ん…なぁ美帆、


同じ傘だから俺のこと気になってた??」



カァァァ///



「えっ??あ…う…うん。ごめん。」



すると彼は優しく笑い


「いやいや!俺も気になってたしっ
そんな赤くなるなよ~

なんか俺も恥ずかしいじゃん??」



って照れた笑顔を見せた。


ドキッ…



「じゃぁ、また雨の日に!」



って言って去っていった。




また…雨の日に???



どういうことだろ??






とにかく出会えた。
佐藤君…

私、紛れもなく
あなたに恋したみたい。





ほらまだこんなにも



ドキドキドキ…



恋の音。