大好きな先輩




泣きじゃくる私を
そっと抱きしめてくれた。



好きな人に抱きしめられているのに
なぜか私の身体は冷たくなっていく。




「ゆあ。元気?」


私は頷いた。


「久々に会ったんだから泣くなよ!
俺はゆあの笑った顔が好きなんだから



ゆあ…。いつまでも引きずるな。
俺よりいい男なんて沢山いる。
それに俺からしたらまだがきんちょなんだから、出逢いなんてこれからいくらでもある!早く俺よりいいやつ見つけて幸せになれよ!もしゆあのこと泣かせるようなやつがいたらぶっ殺しに行くから!」



私は泣きながら頷いてばかりいた。