放課になっても、俺はぼけーと座っていた。

「お前、大丈夫か?生きてるか?」

琉希亜が来て、そう声をかけてくれたが

「死んでます。」

嘘でも元気とは言えなかった。

「お前らしくないなぁ。そうだ、ちょっと来いよ。」

何を思いついたのか、琉希亜は俺の腕を引っ張って廊下に連れ出した。

「…んだよ。」

「ちょっとさ、俺思いついちゃったんだけど、お前の隣にいる女の顔みたくね?」

何を考えているんだ、こいつは。

「うん…、ちょっと興味あるかも。」

俺がそういうと琉希亜は珍しく興奮した様子で俺にこういった。