異世界のお姫様


「で?あれから夢、見てないと。」

「は、はい…」

いきなりだな…

「おまえ、簡単とか言ってたよなー」

「それはーそのーえっと…でもね!前は夢、見てたんだよ!自分の名前も分かったし!」

「ふーん。まっ!おまえが思い出さない事は予想してたからな。」

私が慌てて言うと、川梨くんはさらりと言った。

そして、

「今日、これ付けて寝てみろ。」

そう言って私にカチューシャの様なものを渡してきた。

「何これ?」

「それを付けて寝ると夢を見やすくなるはずだから。」

そんな便利なアイテムが…

「分かった。」

私がそう返事をすると川梨くんは思い出した様に言った。