俺と彼と腐男子と【BL】

「ちょっと、けい……」

「しっ、黙って。俺の言う通りにして」

京輔が囁くには。

「は!?んぐっ」

その提案(？)に、神太が驚く声を上げたが、京輔に手で口を塞がれる。

「風呂場の前で、何してんだお前ら」

廣田が二人のふざけあい(のように見えた)を見て、呆れ声を上げる。

この部屋は、入り口付近にお風呂、トイレの順に並び、それから少し奥に行った所にベッドが３つ並んでいるという作りだ。

そして風呂場の前でじゃれ合う(？)のは京輔と神太の二人で、真ん中のベッド(じゃんけんで決まった)からそれを見ているのが、廣田という構図だ。