23:30何とか書き終えて、名波さんと佐伯さんに出来上がった記事をメールで飛ばす。
佐伯さん、消灯の時間とっくに過ぎてるから寝てるかもなー。
『んー』両腕を突き上げ伸びをしていると
----プルルルル
デスクの電話が光った。
「はい」
『菊池、完璧だ。 遅くまでごくろうさん。 早く印刷に回して来い!! 明日は休日だからゆっくり休めよ』
「はいッッ!!」
名波さんからの電話だった。
完璧・・・・・。
ヤバイ。 嬉しい。
でも、佐伯さんはどう思っただろう。
----プルルルル
名波さんの電話を切ってすぐまた着信が来た。
佐伯さんだ!!
「佐伯さん!??」
『うん。 菊池くん、すっごい良かった。 ありがとう。 あんなに良い記事にしてくれて。 急いで印刷に回して来て!! 早くみんなに読んで欲しい!! こんな時間までお疲れ様でした。 今度何か奢らせて』
佐伯さんが喜んでくれた。
ヤバイ。 嬉しすぎる。
どうしよう。 名波さんに褒められるより100倍嬉しい。
明日、刷り上った雑誌を買って佐伯さんのお見舞いに行こう。