「………HPに書き込んだら、佐伯さんから連絡くれて………最近3人目が殺されたじゃないですか。 そろそろ本当に好きな人が殺されちゃうんじゃないかって、佐伯さんに相談したら『ワタシに協力させて下さい』って………「アナタが佐伯さんと最後に会ったのはいつですか??」
女のコに話に割って入ってきたのは
息を切らせた葉山だった。
走ってきたのだろう。 少し汗ばんだ葉山が応接ルームに入って来た。
葉山は『突然すいません。 おおまかな事は編集長に聞きました』と言いながら警察手帳を女のコに見せると、話の続きを急かすようにもう一度『1番最近でいつ佐伯さんと会いましたか』と尋ねた。
「・・・・・昨日・・・・です」
「昨日、佐伯さんと何を話しましたか??」
葉山は、冷静に質問をしているつもりだろうが、黒目が少し左右に揺れていた。



