「ねぇ、亜美。 亜美はどうやって死にたい??」
「何、急に」
「いいから、いいから」
「・・・・・・老衰」
「オレも」
亜美の手を取って歩き出す。
「腹減った。 何か食いに行こう」
「うん」
亜美の手は暖かい。
亜美との時間はいつだって穏やかだった。
オレは、殺されたがっている人なんか、2度と好きにならない。
「・・・・・・亜美、リセットでイイ??」
「うん??」
「最初からやり直し。 何回もデートして、また亜美の事好きになったらオレから告る」
「じゃあ、好きになってもらえる様にがんばる!!」
オレだって、亜美を好きだった時の記憶は無くさず残ってる。
ただ、まだ佐伯さんへの想いが色濃いだけ。



