夏休みの宿題を図書館でやろうと
勉強道具と大切な携帯を持って家を出た。


「あっっっついなー…!!」
とか独り言を言いつつも歩いていたら、向こうから走ってきた小学生の集団とぶつかってしまった。

鞄の中身をぶちまけてしまうわたし。

「おねえちゃんごめんねー!!」
「おねえちゃん大丈夫ー?」

と心配の声。

「お姉ちゃんは大丈夫だよ。ぶつかっちゃってごめんね」

と言いながら散らばった教科書やら参考書やらを拾って鞄にもどした。