まっすぐに君を想うの。

中西くんは昨日、下校途中に偶然板倉さん達の会話を耳にしたらしい。
(↓中西くんside↓)

「アハハハハ!!!あいつのあのわけがわかりませ~んみたいな顔超ウケたわぁ!」

「今頃はちゃんと反省してるかなぁ、中西のことで調子乗ってたの」

「まぁ、1日あの中にいればもう懲りるでしょ〜、で、うちらが救出しましたみたいな感じを装えば疑われないしさっ」



板倉と近藤と中川。

クラスでも目立っていたこいつらは自然と名前を覚えていた。

てか、中西って俺のことか?
いつもは優希く~んって呼んでくるくせに。

これだから女子は嫌なんだ。
相手によって態度を変える。


でも待てよ。

"俺と関わった"、"一日あの中にいれば"、"うちらが救出"……

俺の中でカチッと何かがはまる音がした。

気付いた時には掴みかかるような勢いで三人の中に突っ込んだ。


「てめぇらなんだよ今の話。詳しく聞かせてもらおうじゃねぇか」