まっすぐに君を想うの。

優希くんは…板倉さんの?

わかった

板倉さんは優希くんが好きなんだ。

だから彼と仲良くしてる私が許せなかった。

で、こうすることで私がもう二度と彼に近づけなくした。


1人納得していると、

ギィィィー…ガチャン!


え?
ちょっと待って…!
鍵…閉められた?!

痛む足を引きずり、鉄の扉に手をかけた。
……開かない。


何度も扉を叩いてみるけど、放課後のこんな時間に体育館裏の倉庫になど誰も来るはずがなく、私がいることに気づいてくれる人もいない。

私はその場に崩れ落ち、声をあげて泣いた。



どれだけそうしていたんだろう。
いつのまにか、扉の隙間から差し込んでいた光がほとんどなくなっていた。

誰かに連絡しようにも携帯はカバンの中に入れっぱなしだし、普段腕時計はしていないから今が何時かも分からない。

ましてや4月頭の夜。
夜は気温が下がり寒い。

それに私はびしょ濡れだ。
それがさらに私から体温を奪う。

さっきから体が重いし、寒気と暑さが変に混ざって、呼吸も荒い。


絶対風邪だ

このまま明日まで誰にも見つからずに過ごすの?