まっすぐに君を想うの。

ふと自分の姿に目をやる。

制服は土で真っ茶色になり、口が切れて血が出ている。
両手両足には何箇所ものあざ。


涙がこみ上げてきた。

体よりも心が痛くて……


こんな時、彼がいてくれたら…


「…っ…優希…くん…っ」
彼の名前を呟くとますます溢れる涙。

すると

「キャハハハ!!これマジで傑作!」

彼女たちが戻ってきたみたいだ。

私は慌てて涙をぬぐってその場にうずくまった。


「おぃ…いつまでもそんなとこでじっとしてんじゃねぇよ!!」

その瞬間



ザッッバーーン!!!!

私の体中に大量の水がかけられた。

「アハハッッ!ガチでウケるわ!」

その水は、ジャリっとした変な感覚があり、吐き気がするような気持ち悪い臭いがした。

「それねぇ~、トイレの水&水たまりの水のミックス〜」


酷いよ…酷すぎるよ…

なんでここまでする必要があるの?


本当は今すぐに彼女達に掴みかかりたかったが、殴られたり蹴られたりした所が激しく痛んで立つことができなかった。


「じゃあ、ここでもうちょっと反省しててね~」

反省? 何を?
中西くんと一緒にいたこと?

彼と関わるなってこと?


「中西はあんたみたいな地味なブスは相手にしないから。次関わったら覚えとけよ…あ、中西は、結菜(板倉)のだから」