まっすぐに君を想うの。

はぁ…。

朝起きて、ため息ひとつ。

でも今日は、憂鬱なため息じゃない。

中西くんのことを想って自然に漏れた恋のため息。

おかしくなっちゃったみたい。

そんな私の様子にいち早く気づくママ。

「花音、なんか今日キラキラしてるよ!学校でなんかいいことあったの?」

そこで私は、かれとあの5人組のことを包み隠さず話した。

ママはまるで自分のことのように目を輝かせて聞いていた。

そして
誰よりも応援してくれた。
そんなママが大好き!


ママにいってきますを言って家を出る。
少し歩いた時…

「よぉ」

その声に私の心臓は大きく跳ねる。
そして、私の考えは的中。
朝一で顔を合わせるクラスメイト。

中西くんだ。

声で瞬時に判断した。

「あ、中…じゃなくて優希くん!おはよう」

彼は眠そうに目をこすると大きなあくびをした。

「ふっ。あんたは慣れねぇんだな、その呼び方」

小さく笑った彼。

昨日の朝ではなにも感じなかったその笑顔に、今はドキドキしてしまう。