まっすぐに君を想うの。

涙でかすかに歪んだ景色の先に、また、彼の目に切なさの色が浮かんだのを私は見逃さなかった。

けど…

なんとなくその理由をまだ聞いちゃいけないような気がした。


「あんた、結構溜め込む性格なんだね。多分俺、そのためにあんたにメアド渡したんだと思う。もう、辛いことがあっても1人で考えんな。クラスのことも、悩み事があったらいつでもメールしていいから。俺、人が悲しんでる顔見るとこっちまで苦しくなるからさ」

じゃあまた明日、と彼は笑顔で去って行った。

その笑顔が輝いて見えたのは…

きっと、太陽の…せい。


私は、彼からもらった付箋を握りしめ、家路についた。