ラストがアレじゃなかったら

いい映画でした。

中学一年生のトレバーは社会の先生から宿題を出されます。
『もし、君たちが世界を変えたいと思ったら何をする』
何て答えたらいいでしょう。こんな無名のまだ子供の自分が世界を変えるなんて。自分は大統領でも王様でもなく、ただの中学生ですから。
でも、トレバーはある提案をします『誰かに親切を受けたら、自分は他の3人に新しい親切をする、そしてまたその受けた3人はそれぞれ新たなる3人に親切をする……』幸せのローテーション。広がる幸せ運動。
鼻で笑えそうな子供の意見と思うなかれ、それを実行してしまう主人公。
そしてその結果は?


シングルマザーでアル中。
それでも大切に子供を育てる母親と、顔に火傷の傷を持つ社会科の先生。ふたりのもどかしい大人恋愛も絡まってます。

社会科の先生にケビン・スペイシー。
髪は薄いが演技は最高。
人に心を閉ざした、クールな悲しみを持つ男の演技は最高でした。
『セブン』の犯人役
どんでん返し映画『ユージュアル・サスペクツ』
日本人にはあまり理解できなかった『アメリカン・ビューティー』の父親役
『ビヨンド theシー 夢見るように歌えば』での吹き替え無しの歌声は素晴らしかったですね。

いい話ですよ
感動話ですね。

大人恋愛もよかった
人の優しさ
善意などが見えてよかった。

悲しみや許し。

とてもよく作られている
心がじわーっとくる映画でした。

ラストはアレでいいのか?

私はラスト5分で
『えーーー!』と叫び
あっけなさと
脱力感で
そこまでが素敵だったから
余計ショックでしたわ。

まぁ
あれでいい
あのラストだからこそ
素晴らしかったと

思う方がいたらスイマセン。

私は
不満でした。あのラスト←しつこい(笑)