目を覚ませば棺の中で生き埋めでした。
なんで?どうして?

中東でトラック運転手として働く男は、いきなり誰かに襲われ、気が付けば狭い棺の中で生き埋めです。棺の中にあるのは電池が切れそうな携帯電話とナイフとペンとライターと……そんな小道具。空気も薄くなる暑いなんたって狭い。そして暗い。

どうしましょう。

見ている方も息苦しくなる映画です。

いきなり生き埋め
さて
どうします?

携帯電話が鳴り
それは犯人からで話を聞くと、別に男に恨みがあるワケでもなし、ただのテロリスト。そしてここは砂漠の真ん中。

男は助けを呼ぼうと
会社とか大使館などに電話するけれど、さすがお役所仕事、こっちの携帯の電池残量などはお構いなしに、あっちに回してこっちに回して……あーもうイライラ!早く繋いでやってよーー!

家族との電話が切ない。

それでも負けずに
どうやって脱出しようか悩む主人公
悩むというより焦る。

映画はこの男性が出ずっぱり、ほとんど一人芝居です。

FBIの人質事件対策の専門家と話が繋がり、似たようなパターンだったけど助かったアメリカ人の話などして「君も大丈夫だ!すぐ助ける」と希望を与えてくれます。

希望を捨ててはいけない
必ず生きて家族の元に帰る
そんな気持ちを持った主人公

あれ?なんか
棺の中にサラサラと砂が入ってきたよ。

ちょっと!間に合うのかいっ!

「もうすぐだ!棺を見つけた!」電話から聞こえる声

そして……。

ラストに伏線が繋がります。

低予算の一人芝居のわりに
面白かったです。

見終わったら
抜け殻になるのでご注意を。