左近さんから教えてもらった本。

【芙蓉千里】
続編もあと2冊出てます。

本当は続編は3冊あるらしく
図書館で見たら2冊しかなくて
放置プレイかよーって思ったけれど
一番最後の本は、字がいっぱいの1ページに上下分かれてたので、これで完結みたいです。

太平洋戦争前
日本が大陸に進出するころのハルピンを舞台にしています。
親に捨てられて
自ら人買いに【大陸一の女郎になるから連れて行け】と訴え、海を渡った少女のお話。

それから少女は芸妓になって
芸を極めてからの
愛を極めて
愛する男の為に全てを投げ捨て
馬賊になる。

まぁ

浪漫。
もうロマンじゃなくて浪漫。
漢字の浪漫。

スパイ疑惑もあり
イケメン金持ちボンボンが後見人になって
スランプになったり
大切な人が死んだり
金もイケメンも芸も極めたけれど
やっぱり
一番愛する人の元に走るこの根性。

壮絶。
続編は壮絶。
あの寒い土地で拉致されて裸足で走るという
もちろん裸。凍死するわ。

髪を切って男の子になったり
馬から落ちて頭割ったり
馬に乗ってバッサバッサ斬りまくったり

もう……凄い。愛って凄い。
自分をしっかり持っていて
信念も持っていて
政治も絡んで仲間も国籍も絡んで

もう
わちゃわちゃ(笑)壮大な壮絶な1人の少女の成長物語というのか浪漫です。

凄かった。ぜひ続編も(笑)左近さん。

乾ルカさんの【蜜姫村】も雰囲気あってよかったです。
全部ラストに繋がるのがよかった。
想像すると怖い絵柄でした。

もう一冊は残念ながらなかったです。残念。