藤山直美×岸部一徳×斉藤工

題名が【団地】
もうこれだけで借りました。

斉藤工さん
空前絶後のセクシー
サンシャイン斉藤さん。好きですわ。

漢方薬を夫婦で作っていたけど、息子が事故で亡くなって店を閉めて団地に越してきた藤山さんと岸部さん。
ごくごく普通な平和な二人。
そこにちょっと変わった
ちょっとじゃないくらい変わった斉藤さんがやってきて、ここの漢方薬が一番効くんですってまた作って下さいと注文しに来ます。

団地は噂好きな人やらおせっかいな人やら、児童虐待もあり。
その中で岸部さんが自治会長選挙に出る事になり、自治会長になったら何をしよう……ってちょっとワクワクしてたら落選しちゃって、近所の奥さんに『意外と人望ないのね』って陰で言われてスネちゃって、部屋の床下に隠れてたら、近所の人が、もしかしたら奥さんが殺しちゃったんじゃない?って藤山さんが殺人疑惑をかけられる話。

が、メインと見せかけて
実はとんでもない事実が斉藤さん絡みで出てきます。

これはもう
SF映画ジャンルなのでは
斉藤工さんの正体はやっぱりそうだったのか……って話です。
そうやって書けば正体がわかると思うけど、この斉藤さんの会話がやっぱり変で面白くコミカルな斉藤工さんが見れて楽しかったです。

こう書くと
なんか物騒なお話っぽいのですが

なんかちょっと笑えるお話。

平和であり
退屈な人は退屈になると思うので
あまり勧められるもんじゃないかもしれないけれど

じんわりしたい時
藤山直美さんと岸部一徳さんの組み合わせを観たい人は←私だけか(笑)
楽しめると思います。

藤山直美さんがスーパーのパートをクビになるシーンがあるんですけど、店長に『バーコードの読み方が悪い』やら『お客さんと会話しすぎで遅い』とか言われてしまい。店長がその場を離れたら、自分のボーダーの袖をバーコードに見せかけて、ひとりバーコード劇場をするんですけど、なんかそれが可愛らしく。
自分の袖を持って『ピッ!細かいのはありますか?あらお客さん今日はすき焼きですか?』とか言っちゃって。
憎めない藤山さんです。

ハマる人にはハマる映画で
つまらないって思う人は
思いきりつまらない映画かもしれませんが

私はハマりました。

漢方薬を作るシーンも本格的で楽しめて

ラストもよかったです。