「ね?あんな性格ブスな子より性格いい子のほうが絢斗も好きでしょ?」 「…………あぁ、そうだな」 やだ! グッと唇を噛み締めたとき。 「ほんと、性格いい子のほうが俺好きだから」 「う、わ!」 グイっと腕を後ろに引かれ、バランスを崩す。 その直後、誰かにもたれかかるような状態になり、見上げると竹下絢斗が私を見下ろしていた。 「な、なにすん、」 「ん?一緒に帰るんだろ?」